2005-12-26 撤収

　８月から始まった立野遺跡の発掘調査も本日で終了。5ヶ月間、長かったような短かったような。多くの方のご指導・ご協力により、無事調査が終了したことにお礼申し上げます。

 

　思えば、古墳に始まり、古墳に終わった今回の現場でした。中世の墓群が見つかったことは、想定外でした。発掘の情報を、なるべくオープンにということで、試しに、一つの現場を毎日blogで公開させていただきました。とはいっても、どうしても諸般の事情で紹介できなかった事項も多々ありますし、浅学のため、遺構・遺物に関する見解が一定していない面もあったと思います。今後の課題です。

　今年の調査は、とりあえず終了。年が明けた1月からは、3月までに2年前に調査した現場の報告書の作成作業に入ります。これからは、その進捗状況や、文化財一般事務を中心とするblogになります。ちょっと地味になると思いますが、今後ともよろしくお願いします。

　最後に、夏に駒澤の学生さんが残した足跡を紹介しておきます。

　そして、別人と思いますが、作業で泥まみれになった靴も・・・。

コメント 2

昔から言われながら、かつ、実際そういう試みも無かったわけではないけれど、本格的なリアルタイム調査日誌として、空前絶後というにふさわしいblogでした。公式見解というよりは、独白に寄ったスタイルもよかったのですが、そこはblogというスタイルが表現を規定する要素もあったかもしれませんね。
by アームチェア (2005-12-27 02:02) 

ちょっと褒め過ぎ？
今後、blog上における、リアルタイムの調査日誌としては、どのようなスタイルが望ましいのか（公共or個人）、肩肘はらず考えてみたいと思っています。
by odoruhaniwa (2005-12-27 21:48)