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2005-12-02 寺 [立野遺跡発掘調査]

 「大家」の墨書土器が出土した第8号住居跡。現在出土遺物の水洗作業を進めていますが、本日、別の墨書土器を発見。9世紀頃の土師器坏(灯明皿)の外面底部に「」の文字が墨書されていました(下写真:二寸ではありません)。

 9世紀頃の布目瓦も出土していますし、大きな掘立柱建物も確認されていますので、平安時代の寺院(お堂?)のようなものが存在したのかも知れません。本遺跡北東約1kmには、平安時代の伽藍をもつ寺内古代寺院跡が存在していますので、その関係が注目されます。

 

 現場は、本日、遺構の清掃作業を実施。夏に掘った古墳の周溝は、ほとんど埋没しかけていましたので、大急ぎで掘り直しました。僅か3ヶ月でこれほど埋まってしまうとは。当時の周辺環境とは当然違いますが、終末期のだらだらとした古墳の周溝は、果たしてどれ程の期間、それと認識できたのでしょうか?

 明日は、ラジコンヘリを飛ばして、空撮です。雨が降らないこと&風で落ち葉が流れ込まないことを祈ります。

 


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