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2005-11-22 中世土壙 [立野遺跡発掘調査]

 調査区の北側、他の中世遺構とは少し離れた地点で確認された、第42号土壙。長2m程で、東側に粘土が60cm程の円形に確認され、西側には礫が数点集中して確認されています。長方形の土壙を掘り込み後、埋戻し、円形に掘り下げて粘土を充填したものと考えられます。 

 粘土の下に、蔵骨器でも埋設されていればと期待しつつ掘り下げたのが、下の写真です。残念ながら、底部付近に板碑片、粘土中に砥石と片口の破片が確認されましたが、特に埋設遺物は無いようです。なぜこのように粘土を充填したのかは不明です。もしかしたら、埋設のためではなく、五輪塔などの上部施設の基礎固めかも?などと考えてみましたが・・・。


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