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2005-11-14 ロクロピット2 [立野遺跡発掘調査]

 先週末、ロクロピットと思われる遺構が確認された第7号住居跡。本日住居跡を清掃して写真撮影したものが、下です。先週の写真ではちょっとわかりづらかったので、改めて紹介です。西側にカマドがあり、手前赤の三角印の箇所が、直径80cm程のロート状の掘り込みの壙底中央に、さらに直径13cm程のピットが35cmの深さで掘り込まれています。覆土中には、白色粘土が認められました。

 この右側には、床面より低くなる浅い不整形な長方形の掘込みがあり、覆土中には、白色粘土が認められました。ロクロピット手前の穴は、攪乱と思われます。

 報告書の図面でしか見たことが無いのですが、恐らくロクロピットで良いのかと思いますが、いかがでしょうか? 確か比企郡鳩山町の鳩山窯跡群でW氏が集成していたとの噂を聞きましたので、ちょっと調べてみます。この遺構で何の作業をしていたのでしょうか? 土師器でも作っていたとなると、近くに焼成窯があるはずですが・・・。

 またこの他、現在掘立柱建物跡確認中です。かなり大きな柱穴で、どうやら総柱になりそうなので、倉庫跡が想定されます。時期は、覆土中の遺物が少ないので何とも言えませんが、恐らく平安時代(8~9世紀)と思われます。


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