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2005-12-19 砂嵐 [立野遺跡発掘調査]

 今年最大の寒波来襲ということで、本日は、終日砂嵐。ゴーグルとマスクが必要な程でした。度々、シルクロード(タクラマカン砂漠か楼蘭?)状態で、頭の中をあの喜太郎やヨー・ヨー・マのテーマ曲が過ぎりました。4時近くになると、目の前の地面から霜柱が立っていく様子を、久々に確認した、今年一番の過酷な現場でした。水・木曜日と関東地方にのマークが付きました。いやな予感です。石室崩落か?

 

 また、本日、比較的穏やか?だった、午前中に石室外側面の写真実測を実施。石室内を掘り進めると、崩落のおそれがあるので、保険のため、とりあえず先に測量をお願いしました。下の写真は、石室南東側より撮影した石室全景。なかなか壮観です。

 

 この他、本日、玄室と前室内より出土した2本の大刀の取上げを実施。石室内より出土したものは、全長56cm程で、横刀と呼ばれるもののようです(大刀は普通、刃の長さが二尺:60.6cm以上。これ以下の短い刀を横刀と呼んでいます。)。足金具と呼ばれる腰に吊り下げる金具が2点付いており、鞘の木質部が一部残っていました。また、鐔の部分には金メッキを施したリング状の受部?を確認。鞘尻部は、ちょっと離れた位置に確認され、本来の位置は、この鞘尻部のところにあったものが、攪乱により、移動したものと推測されます。前室部の大刀は全長64cmでした。これで刀は、合計3本です


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