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2005-12-16 大刀2 [立野遺跡発掘調査]

 昨日、前室部で検出した大刀を、本日取上げ。長さ75cm程で、残念ながら鐔はありませんでしたが、ほぼ完存でした。手前に写っているのは鏃身部五角形を呈する鉄鏃。この他、前室部にもう1点、玄室部に1点の大刀を確認しています。盗掘のおこぼれは、結構ありそうです。

 

 また、本日、石室外面の工具痕の拓本採取を実施。ちょっと北風が強かったので、「千と千尋の釜爺みたいに手がいっぱいあったらいいのに・・・」などと言いつつ、風にあおられた画仙紙を抑えながら拓本を打ち、苦戦でした。

 このほか、石室西側の、墓石を産廃した下部より、溝状の黒色土の落ち込みをかろうじて確認。本古墳周溝の底面部の可能性があります。石室奥壁部から、黒色土内側までの距離は約14m、直径にすると28m。規模的には周溝で良さそうです。周溝の底部とはいえよく残っていたものです。これで、大まかな古墳の規模が推測できそうです


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