2005-12-15 大刀 [立野遺跡発掘調査]
石室西側面の前室から、玄室の玄門部にかけての、側壁が内側に倒れこんでおり、玄門柱は、すっぽり抜けており、今のところ確認できません。盗掘者が、ここより侵入したのかも知れません。
また本日、前室部の床面上20cm程の地点より、大刀1点出土しました。半截した未掘部分にかかっており、完全な形で残っているのかは不明ですが、今のところ70cm程の長さを確認しています。
最近、霜が降りるので、凝灰岩の石室の風化が心配なので、ブルーシートを被せはじめたのですが、シートが擦れて、石室が崩れる恐れがあるため、急遽、直接シートが触れないような石室の両側に立てる柵を作成しました。白い柵は、昨年の国体馬場馬術競技で使用した柵が、敷地内に山積されていたので、これをちょっと借用。これだけだとちょっと低いので、近所から竹を切り出し高さを上げました。
効果があるかどうかは、明日の朝の結果待ちですが、なかなか、具合は良さそうです。
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